スペインのクリスマス伝統菓子【ロスコン・デ・レジェス】

12月末から1月にかけて、スペインのパン屋やカフェのショーウィンドウには、色とりどりの輪の形をしたお菓子が並び始めます。
これが「ロスコン・デ・レジェス(Roscón de Reyes)です。
1月6日の公現祭(Día de los Reyes Magos)に欠かせない、スペインの伝統的なお菓子です。

公現祭とロスコン

スペインのクリスマスは、1月6日の Día de los Reyes、公現祭まで続きます。

この日は、東方の三賢人(Los Reyes Magos)が幼子イエスを訪ねた日を記念する祝日で、スペインの子供たちにとって特別な日です。

前夜に靴を置いておくと、三賢人がラクダに乗ってプレゼントを持ってきてくれます。
12月のサンタの時もそうですが、プレゼントを運んで疲れている東方の三賢人(Los Reyes Magos)のために、飲み物やTurrónなど、ちょっとした食べ物を置いておきます。

プレゼントを受け取った後、家族そろって食べるのが、この「ロスコン・デ・レジェス(Roscón de Reyes)です。

ロスコンの魅力

スペインのクリスマスケーキ、ロスコン・デ・レジェスまるごと
直径28cmのロスコン
スペインのクリスマスケーキ、ロスコン・デ・レジェスが2切れ、お皿にとりわけられている
カスタードクリームのロスコン

ロスコンは見た目も味も魅力的です。

ブリオッシュのような柔らかい生地には、オレンジの花の香り(アサール水)が漂い、表面は砂糖漬けのフルーツやナッツで華やかに飾られています。
中に入ったクリームは、生クリーム、チョコレートクリーム、カスタードクリームなど、様々です。
クリームなしのシンプルなロスコンもあります

隠されたサプライズ

ロスコンの最大の楽しみは、中に隠された2つのサプライズです。

【幸運を呼ぶ陶器の人形】
見つけた人は、その年1年、幸運になると言われています。
そして、ロスコンに入った紙の王冠をかぶって1日「王様」になれます

カットされたロスコン・デ・レジェスと、中に入っていた陶器の人形

【アンラッキーな乾燥ソラマメ】
これが当たった人は、ロスコンの代金を支払うことになります。

切り分けるとき、
「ここが膨らんでるから何かありそう!」
「いや、私はこの辺りが怪しいと思う!」

など、人形が当たるように、食べる部分を選ぶのも楽しみの一つです。

購入場所とおすすめの楽しみ方

スペインのスーパーマーケット、alcampoのロスコン売り場
スーパーのロスコン売り場
スペインのスーパーマーケット、メルカドーナに売られているロスコン
様々な種類のロスコン

最近では、12月からスーパーマーケットでも購入できるようになり、クリスマスシーズン中に何度も楽しむ家庭が増えています。
ロスコン好きの筆者の家庭では、毎年シーズン中に5、6回は食べるほどです。

パン屋(Horno)で予約、スーパーマーケットで購入、またはカフェで注文など、様々な場所で購入できます。

カフェで一人前を注文する場合でも、幸運の人形やソラマメが隠されているので、一人でもロスコンを楽しむことができますよ。

スペインのクリスマスを彩る楽しいお菓子ロスコン・デ・レジェスを通じて、スペインの素敵な伝統を体験してみませんか?